東京はビル街を吹き抜ける風が冷たくて、心まで冷たくなってしまいそうだね。

そんなときは、暖かい地域の音楽を聴くに限る。
しかも、カラダが動き出すようなリズムがいいね。

ということで、インドの最新EDM(電子音楽)を紹介するよ。



インドにたどり着くまでの流れ

知り合いの家に男3人集まり、SYSTEM7などのサイケトランスを流しながら、ちびちびとお酒を飲んでいた。
音楽の話は楽しい。それだけで、延々と飲んでいられる。

ちょうど本棚にこの本が入っておった。


HELLO Mu WORLD+
~アイカツ曲でたどる音楽ジャンル~
http://watashiha.zombie.jp/hmw/images/aa.gif
http://watashiha.zombie.jp/hmw/


練乳さんが書かれたアイカツの曲に似た一般曲を紹介してくれる本だ。
最近アイカツの90話まで見終えて、曲の幅広さとルーツが気になっていた。
自然と手が伸びた。

最初は、メタル系の曲のページを選んで読んでいた。
音楽への造詣とアイカツへの愛に深く感動した。


そこで、1番気になっていた曲について、読んでみた。

アイカツ史上類を見ない圧倒的違和感のライブステージ。
PandaBoY作曲の楽曲「Kira pata shining」(キラパタシャイニング)である。
アイカツ!ミュージックビデオ『Kira pata shining』をお届け♪ - YouTube


そのページではじめての単語に出会った。
「バングラ・ビート」




バングラ・ビートって何?

〈バングラ・ビート〉とは、ターバンとヒゲで有名なシーク教徒の多い、インド北西部とパキスタン北東部に跨るパンジャブ地方の農業収穫祭のパーティー音楽〈バングラ〉がもととなり、現代のイギリスで発展したポップ・ミュージックのこと。

バングラ・ビートって? - TOWER RECORDS ONLINE
※ここから引用しました。



あんまり詳しいことはわからないが、トゥンビ(Tumbi)と呼ばれる一弦楽器で「タンカ・タンカ・タンカ・タンカ↑・タンカ・タンカ・タンカ・タンカ↑」のフレーズを繰り返す。それが最大の特徴だと思われる。
世界的に最も有名なアーティストがPanjabi MC(パジャビ・MC)ということらしい。

詳しくは、こちらのリンクから。
ameblo.jp


聴いてみると、どれも単調でつまらない。というのが最初の印象であった。
聴いても聴いても、トゥンビの「タンカ・タンカ・タンカ・タンカ↑・タンカ・タンカ・タンカ・タンカ↑」
楽曲が変わって楽器が代わっても、「タンカ・タンカ・タンカ・タンカ↑・タンカ・タンカ・タンカ・タンカ↑」は健在。

Tumbi単独のタンカ・タンカ音は、↓のリンクの通り。
Tumbi medley - YouTube


しかし、聴いていると陶酔感が徐々に生まれてくる。
これぞ牧歌的な宗教音楽の原点というものではないでしょうか。
トランス。つまり、16ビートのリフの繰り返し。
恍惚音楽の頂点としてのトランスは、宗教音楽やプリミティブ・ミュージックの原点。


このトランスの感覚は、現代にリバイバルするクラブミュージック(=EDM)とリンクしていく文脈なのだ。
EDM以前の2000年代前半には、電子音楽の世界的再沸騰からPanjabi MCのヒットがあった。
(Panjabi MCは、2003年にMTV等で注目を浴びる)


しかし、電子音楽というカテゴリでは、日本におけるポップスの市民権を得るのは、2007年のPerfume人気からである。

Panjabi MCのヒットは、日本で大衆的スポットライトがあたることはなかった。


そして、2010年代。
衰えを知ることがない空前のEDMブームが日本に到来している。
名の知れたポップスのアーティストがアルバムを出せば、1曲はEDM的な編曲が存在する。
EXILEの楽曲をはじめ、2016年の紅白歌合戦がブームを表していたのではないか。


そう。いまこそ、バングラ・ビートなの。




EDM的なバングラ・ビート

レッツナチョ

Let’s Nacho Lyric Video - Kapoor & Sons| Sidharth| Alia| Badshah| Benny Dayal| Nucleya - YouTube
\Let’s Nacho/
EXILE顔負けのPV。圧倒的現代インド感。
最高のパーティのはじまりと、覚えやすいフレーズ。

少しブレイクコア

Bhayanak Atma feat. Gagan Mudgal
Bhayanak Atma feat. Gagan Mudgal - YouTube
これも…!アツいじゃないか(ちょっとコア寄りの選曲)

BASS Rani

BASS Rani - Aaja feat Avneet Khurmi & Guri Gangsta
Nucleya - BASS Rani - Aaja feat Avneet Khurmi & Guri Gangsta - YouTube
これもええじゃろ。
緩急が丁寧。
ちょっとAviciiっぽいよね。

NUCLEYA(ニュクレア)

これらの曲、作っているのは1人の男。
トラックメイカーの名は、NUCLEYA(ニュクレア)
インドでは若い世代に絶大な人気を得ているように思われる。
↓が2016年のYouTube FanFestの様子。
NUCLEYA @ YouTube FanFest India 2016 - YouTube
→なんか、客のノリが悪い。インドってもっとスゴイんじゃないのかな…。


とにかく、NUCLEYAのYouTubeチャンネルの曲をバシバシ聴いて、冬の寒さをふっ飛ばしてほしい。
ほんと、トランス感(踊れる感)がすごい。

B.R.E.E.D(ブリード)

それからB.R.E.E.D(ブリード)
www.edmhunters.com
こやつは、ムンバイ出身のDJ。完全に、ダブステップ。
パーティーチューンというよりは、もっとアングラ。
Trapみたいな方向も、ちらほら。
ただ、曲によってはしっかりと民族的ニュアンスが込められている。
↑のリンクから数曲無料でダウンロードできるから是非。




アンビエントなインド音楽も

Dualist Inquiry - Isoterra - YouTube
もはや、バングラ・ビートではないかもしれない。
すごくアンビエントで心地いいインドの電子音楽。
これもいいですぞ。

Dualist Inquiry

ユニットなのか?
Sahej Bakshというインド人のソロ・プロジェクトらしいっす。
www.last.fm


音源は、bandcampで無料。
ぜひこの機会に聴いてみては、どうでしょう?
DLは、こちら。
dualismrecords.bandcamp.com
インドとか関係なく、めっちゃカッコイイですね。
EDM寄りの曲は、少なめ。



以上、インドの最新電子音楽事情でした。
結構、海外サイト巡ったんだけど、関連アーティスト情報が全然見つからないんだよね。
インドのEDMシーンをもう少し深掘りしたいなぁ。



最後に、バングラ・ビートに導いてくれた曲のカッコイイリミックスです。
ご査収ください。
Kira・pata・shining (Aiobahn Ver.)
soundcloud.com


utsunomiya.hatenadiary.jp
utsunomiya.hatenadiary.jp


こんなのも、最近バズってたよね。
togetter.com
インド音楽そろそろ来ると思うんだけどな。